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【映画レビュー】おおかみこどもの雨と雪 ★5

タイトル:「おおかみこどもの雨と雪
個人評価:5  ※5段階評価
ジャンル:アニメ

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あらすじ

おおかみおとこを父に持つ2人のおおかみこどもとその母親の絆と成長を美しい自然の風景をバックに丁寧な筆致で描き出す。

(声の出演は宮崎あおい大沢たかお菅原文太)

 

おおかみおとこと恋に落ちた大学生の花は、やがて人間とおおかみの2つの顔を持つおおかみこども、姉の雪と弟の雨を生む。

そして雪と雨が人前でおおかみにならないよう注意しながら、家族は都会の片隅でひっそりと、しかし幸せに暮らしていた。

そんなある日、突然の悲劇が一家を襲う。花は、雪と雨を人目につきにくい田舎で育てるため、山あいの寒村に移住することを決意するが...。

 

 

個人レビュー

この映画は細田監督の最高傑作だと個人的には思います。

 

おおかみとの子を授かるも早くしてお父さんを亡くす主役「花」。

ここに大きな非現実があるのですが、それでも全ての出来事が自分ごとのようにすんなり受け入れられ感情移入が出来る。

 

花の母親としての子供への愛情はとても大きく、ただただ応援したい気持ちになる。

見守っていてあげたい。

 

「美しい」「かわいい」「いとおしい」

 

そんな家族も子供の成長と共に“おおかみ”である事で色々な事が起こる。

 

駐車場で息子を送り出すシーンは、本当に胸が痛い。

でもこれも愛情だと思います。

子離れって言葉だけで片付けたくないほど色々な事を問いかけられた気がしています。

 

個人の幸せってなんだ?

今の幸せは未来にとっての幸せか?

 

いろんな事を考えたであろう花の最終判断を私は全力で応援します!

 

本当に素敵な映画です。

幸せな映画です。

 

見ていない方は是非見てみてください!

U-NEXTで見れるそうです。(2023/4/20時点)

【映画レビュー】ルーム ★5

 

タイトル:「ルーム」
個人評価:5  ※5段階評価
ジャンル:ドラマ、サスペンス

第88回アカデミー賞主演女優賞

 

あらすじ

突然の監禁から 7 年の時が経ち、母は全てを賭けた脱出を決意する。

奪われた人 生を取り戻すために、何より〈部屋〉しか知らない息子に、〈本当の世界〉をみせるために―。

衝撃に胸をつかれ、生きる輝きに嗚咽が漏れる、世紀の愛の物語。

 

 

個人レビュー

実話を元にした、衝撃作!

一度も外に出たことのない監禁された子供と狭い部屋。

子供にとってそこは全てだった。

家族の愛情や子供の不自由さ、見ていてとにかく胸が痛い。

 

前半と後半で大きく話の展開がある。

前半の最後は子供が外に出るが、その時の子供目線で描かれた空は今まで見た映画の中で一番美しい空だと思いました。

画が綺麗とかでなく、この空を子供に見せたくて頑張った母親のことや、初めてひらけた青空を見る少年の気持ち。全てが最高に解放された素晴らしいシーンだと思いました。

 

後半部分も良くできています。

娘の子供なのに、誘拐犯との子供なため素直に愛せない親。

良かれと思って命懸けで脱出したのに息子にとってのホームは誘拐された部屋なのか?

それぞれの複雑な感情が見事に表現されていて、見ていてとても苦しい。

 

しかし見終わった後の読後感含め映画としてとても素敵な作品だと思います。

 

役者も脚本も本当に素晴らしいです!

是非まだ見ていない人には見て欲しいです。

 

今現在U-NEXTで見れるそうです。(2023年4月18日時点)

よければ是非!

【映画レビュー】キル・ボクスン ★3

 

タイトル:「キル・ボクスン」
個人評価:3  ※5段階評価
ジャンル:アクション、ドラマ

 

あらすじ

暗殺業界トップの組織MKで伝説の超一流の殺し屋でありながら、10代の娘をもつシングルマザーとして二重生活をおくるキル・ボクスン。

殺しのミッションと人を育てるミッションの狭間で葛藤しながら、キル・ボクスンはMKの任務の完全遂行を拒否し、戦いを余儀なくされる。

 

 

個人レビュー

韓国アクションスパイ映画。

スパイものでドキドキするので、途中で飽きちゃうことは無いです。

アクションやカメラワークがあるので見るものとして楽しめます。

 

しかしメッセージ性が弱く、映画を見終わった後の読後感がそこまでなく、記憶に残らない作品だと思いました。

 

今回は個人的に大絶賛ではなかったですが、韓国映画は本当に良いドラマを描くのでこれからも韓国映画がたくさん生まれる事を待っていますし楽しみです!

 

 

【映画レビュー】ちひろさん ★4.5

タイトル:「ちひろさん」
個人評価:4.5  ※5段階評価
ジャンル:ドラマ

 

あらすじ

海辺の小さな街にあるお弁当屋さんで働く女性・ちひろ

元風俗嬢であることを隠さず軽やかに生きる彼女は、自分のことを色目で見る男たちも、ホームレスのおじいさんも、子どもも動物も、誰に対しても分け隔てなく接する。

そんなちひろの言葉や行動が、母の帰りをひとり待つ小学生、本音を言えない女子高生、父との確執を抱える青年など、それぞれ事情を抱える人たちの生き方に影響を与えていく。

ちひろ自身も幼少時の家族との関係から孤独を抱えて生きてきたが、さまざまな出会いを通して少しずつ変わり始める。

 

個人レビュー

すごく面白かった!

風俗嬢だった過去を持つちひろさんは、お客さんと接客をする中で、人の意見や外見に流されないようになっていて、すごくユニークな人でした。

 

映画の中でちひろさんに対して思ったことは「この人はすごく魅力的な人だ!」です。

他の人の意見を当てにすることのないちひろさんは常に判断基準が自分にあり、その判断がすごく人として正しい判断に思えるため魅力的に見え、また羨ましくも思えました。

 

風俗嬢の過去を持つちひろさんは、風俗女の過去があるから今の魅力があって、決して何かが欠けてもこの魅力は出なかったんだろうと思います。

 

少しは見習って、周りの目や"一般的に“のような自分に基準がない判断はできるだけしないようにしてみたいものだと思いました!

 

すごく素敵な映画でした!

 

 

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感想(5件)

 

【映画レビュー】アバウト・タイム ~愛おしい時間について~ ★4.5

 

タイトル:「アバウト・タイム ~愛おしい時間について~」
個人評価:4.5  ※5段階評価
ジャンル:ドラマ

 

あらすじ

自分に自信がなく恋人のいないティム(ドーナル・グリーソン)は21歳の誕生日に、父親(ビル・ナイ)から一家の男たちにはタイムトラベル能力があることを告げられる。

 

恋人を得るため張り切ってタイムトラベルを繰り返すティムは、やがて魅力的な女性メアリー(レイチェル・マクアダムス)と恋をする。

 

しかしタイムトラベルによって生じたアクシデントにより、そもそもメアリーと出会っていなかったということになってしまい……。

 

 

個人レビュー

とても学びのある映画でした。

人はより良いものを求めすぎる。

常により良いものを求めるあまり、今の良さに気づいていない。

すごく考えさせられる映画です。

 

この映画はタイムスリップして人生をやり直せるというぶっ飛んだ設定です。

ただ、その1つのぶっ飛んだ設定だけを軸に、人間ドラマが繰り広げられます。

 

「足るを知る」そんな言葉がふさわしい映画だと思います。

 

大袈裟でもなんでもなく今の幸せって気づいていないだけで、色々な奇跡の上で成り立っているんだということを気づかせてくれます。

そして生まれ変わっても同じ人生をもう一度歩むってのも素敵だと感じさせてもらいました!

 

 

 

 

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【映画レビュー】エブリシングエブリウェアオールアットワンス ★4

タイトル:「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
個人評価:4.5  ※5段階評価
ジャンル:アクション、ファンタジー

第95回アカデミー賞では同年度最多の10部門11ノミネートを果たし、作品、監督、脚本、主演女優、助演男優、助演女優、編集の7部門を受賞

 

あらすじ

破産寸前のコインランドリーを経営する中国系アメリカ人のエブリン。

国税庁の監査官に厳しい追及を受ける彼女は、突然、気の弱い夫・ウェイモンドといくつもの並行世界(マルチバース)にトリップ!
「全宇宙に悪がはびこっている。止められるのは君しかいない」と告げられ、マルチバースに蔓延る悪と戦うべく立ち上がるが……。

 

個人レビュー

タイトルが長く、「エブエブ」と呼ばれているこの映画、前評判どおり、とてもカオスでした。

でも泣けました!

 

設定と表現はカオスですが、メッセージはちゃんとあって、すごく学びもある素敵な映画でした!

 

石があるだけの映像で泣くとは思っていなかったです!

 

演技も素晴らしかったです!

アジア人がアカデミー賞取るのは嬉しいです!

 

終盤の最悪な人生だと思っていたエブリンが日常の楽しみに気づくシーンはとても良かったです。

私も今の幸せに沢山気づきたいなぁと改めて思いました。

 

この映画は家族の関係性もよく描かれています。

思春期ってそうですよねーとか思ったっり、そもそも思春期ってカオスですよね!

 

アカデミー作品賞のこの無茶苦茶な映画を是非見てみてください!

 

 

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感想(0件)

【映画レビュー】RRR ★4

タイトル:「RRR」
個人評価:★4  ※5段階評価
ジャンル:アクション、ドラマ

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あらすじ

舞台は1900年代前半のインド。

当時のインドは大英帝国の植民地であり、現地の人々は白人の権力者から差別的なあつかいを受けていた。

そんなインドに生きるビーム(N・T・ラーマ・ラオ・ジュニア)は、インド総督のバクストン(レイ・スティーヴンソン)に誘拐された少女・マッリを救うため、大英帝国の本拠地・デリーに潜入する。

しかし、バクストンが住む総督公邸は警備が固く、安易に侵入できなかった。ビームは総督公邸に侵入するべく、スコットの姪・ジェニー(オリヴィア・モリス)に接近していく。

一方、大英帝国に忠誠を誓うインド人の警察官・ラーマ(ラーム・チャラン)は、デリーのどこかに潜んでいるビームを追っていた。

思想も立場も異なるふたりが出会うとき、インドの歴史が大きく動き出す……。

 

個人レビュー

インド映画は大好きです!

すごくCGや壮大な作品が取り上げられたり、歌って踊ることが注目されたりしますが、私が一番魅力に感じているインド映画の要素はドラマ部分です。

 

人間のドラマを描くのが本当に上手く、今回のRRRもそんな人間ドラマの部分も感じられる映画だったと思います。

 

2人の主人公はどちらも正義のために戦っていました。

それだけにぶつかり合うのが心苦しく。。。

 

アクション部分ではあり得ないことが連発!

これは単純に見ていて面白いです。

 

そしてアカデミー賞を取った音楽!

元々インド音楽が好きなので嬉しいし、今回の曲も本当にクセになるw

 

3時間ととても長い時間ですが、娯楽映画としては最上級だと思います!

 

 

今回の映画の監督「S・S・ラージャマウリ」は過去作品の「バーフバリ」もすごい!

インド映画の入門にはぴったりですので是非ご視聴ください!

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無料期間もあるので是非!